『日常生活の危険』から家族を守る

トイレの事故と大便器の種類・特徴

今回は大便器の種類と特徴についてご紹介いたします。

トイレは血圧変動起因の事故が多い

トイレは住宅事故が多い場所のひとつです。

①トイレが北側にあり、暖かい居室から冷たい部屋への温度変化による血圧変動、②和式便器での排便で、しゃがんだ状態で息む(いきむ)ことで血圧が上がり、さらに立ち上がる際に血圧が下がることで急激な血圧変動によるめまいが発生します。

一時的なめまいですめばよいのですが、脳の血管異常が発生すると生命にかかわる問題となる可能性もあります。

最近は、和室便器は公共施設など不特定多数の方が利用される場合には用いられるものの、住宅では洋式の便器が一般的になってきました。

洋式トイレの場合、ひざを曲げることがないので、和式便所と比較して血圧変動によるめまいを発生しにくいといえます。

洋式トイレの場合、ひざを曲げることがないので、和式便所と比較して血圧変動によるめまいを発生しにくいといえます。

大便器の種類

和式大便器

陶器で製造されていることがほとんどで、床に埋め込まれています。

住宅用では洋式便所を設置することが多く、和式大便器を設置することが少なくなっています。

構造が単純なため、ブラシで清掃することができることがメリットとして挙げられます。

デメリットとしては、先にご紹介したように、洋式便器と比べて血圧変動による立ちくらみ等のリスクが高まることが挙げられます。

また、溜水面がほとんどないため、便器に汚れがつきやすく、また排便時の臭気が発生し易いということが挙げられます。

洋式大便器で設置されることが多い暖房便座、温水洗浄便座を後付けで設置することが可能です。

和式大便器に暖房便座・温水洗浄便座を取り付けるメリットとして、排便後の洗浄はもちろんですが、むしろ、排便時の姿勢をひざ曲げから座り姿勢に変えることで血圧変動を下げることが挙げられます。

洋式大便器

住宅用途として一般的に使用されています。

洗浄方式がいくつかあり、溜水面が大きいほど衛生面に優れます。

洋式大便器の種類と特徴

先ほどご紹介したように、洋式大便器の溜水面が大きいほど衛生的です。

洗浄方式としては、流水によるもの、サイホン作用(負圧作用)、サイホン作用とボルテックス作用(渦巻き作用)を併用したものなどがあります。

洗浄方式の種類によって、清浄度だけでなく、静かさが変わってきます。

サイホンボルテックス方式は、清浄度が高く音も静かですが、他の洗浄方式に比べて機構が複雑なため、高価です。

一覧表にまとめると次のようになります。

種類洗浄作用衛生面その他
洗落し方式流水作用価格が安い
サイホン方式サイホン作用
(負圧作用)
便を吸い込み排出する際に、
便器が汚れやすい
サイホンゼット方式サイホン作用
(負圧作用)
便が水中に沈み、
便器が汚れにくい
サイホン
ボルテックス方式
サイホン作用
ボルテックス作用
(渦巻き作用)
の併用
便が汚れにくく静か

洗落し式

洗落し式便器は、最もシンプルで安価な方式です。

流水作用によって、便を押し流します。

構造がシンプルなため、清掃しやすいのがメリットとして挙げられます。

水溜面が小さいため、乾燥部分に便が付着しやすいのがデメリットとして挙げられます。

また、洗浄水の水はね等が発生することも多く、最近の戸建て住宅での採用頻度は少なくなってきています。

サイホン方式

サイホン方式とは、排水路の経路を曲げることで、サイホン作用(負圧作用)を発生し、サイホンで便を吸い込み排出する方式です。

洗い落とし式に比べて水溜面が大きく、便の付着少なくなっています。

サイホンゼット方式

サイホンゼット方式とは、ゼット穴(噴出穴)から勢いよく水を噴出させ、強制的にサイホン作用(負圧作用)を発生させて便を排出する方式です。

水溜面が大きく、便が水に沈みやすいため、便の付着を抑えられるのが特徴として挙げられます。

サイホンゼット方式では、洗落し式と比べ、排水管の経路が複雑なため、汚物やトイレットペーパーなどを一度に多量に流すと詰まりが発生するリスクが高まるのがデメリットとして挙げられます。

サイホンゼット方式の特徴であるはずの強い吸引力が、汚物やトイレットペーパーなどによって低下することで詰まりを発生しますので、清掃頻度を高め、汚物等の流し残りを防止することが必要です。

サイホンボルテックス方式

サイホンボルテックス方式とは、便器とタンクが一体となっており、洗浄水を短期的に吐出させて水位差をつくり、ボルテックス作用(渦作用)とサイホン作用(負圧作用)を同時に発生させることで便を排出する方式です。

洗浄時に空気の混入がほとんど発生せず、音が静かです。

寝室近くや高級ホテルなどに採用されています。

サイホンゼット方式よりも水溜面が大きく、清浄度が向上しています。

サイホンゼットタンクの水圧が他の方式と比べて高圧とする必要があるため、住宅設置の場合で、特に上階に設ける場合には、事前に確認する必要があります。

サイホンボルテックス方式では、ゼット穴と呼ばれる排水穴に汚物などの汚れやゴミが付着することで発生する洗浄水量の低下に伴う吸引力の低下によって、詰まりが発生する可能性があります。

詰りを防止するため、清掃頻度を高め、汚物等の流し残りを防止することが必要です。

日々の清掃のすすめ

高い清浄度や静けさのため、サイホン方式を利用した機構の大便器が採用されるようになってきました。

洗落し方式に比べ、排水機構が複雑で日々の清掃を怠ると、汚れの蓄積によって汚物の排出機能が低下して詰りの原因となります。

日々の清掃によって排出機能(排出圧力)を保持することが重要です。

とはいえ、日々の清掃を行っていても、汚れの蓄積や、性能保持箇所が必ずしも清掃できていない場合もあるでしょう。

排水能力の低下が見られる場合には、衛生器具に精通した業者へ依頼することが必要です。

水道業者と日常的に取引することが少ないため、適正価格、適正な作業を行ったかどうかの判断が難しいときには、下記へのご連絡もご検討ください。

まとめ

和式便器よりも洋式便器のほうが、血圧変動が小さく、安全性が高い。

洋式便器の便の排出方式にはいくつかの種類がある。

溜水面積が多い排出方式のほうが衛生的。

サイホンゼット方式、サイホンボルテックス方式は、音が静かで衛生的。

サイホンゼット方式、サイホンボルテックス方式は、その他の方式に比べて機構が複雑なため、汚れ・紙類の詰りが発生しやすい。

日々の清掃が重要。

住まいのセカンドオピニオンのすすめ

いかかでしたか。

今回の報告も含めて、1面だけで判断せず、多面的に検討する必要があります。

住宅の建設の場合、①利便性や②価格、③安全性などを総合的に判断する必要があると思います。

①利便性や②価格を総合的に判断するには、いくつかの提案プランを比較することがおすすめです。

住まいは大変高価な買い物です。

1人の営業トークだけで決めてしまうのは、大変もったいないと思います。

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実際に請求しようと思ったときには、各メーカーから、「より良いプラン」を引き出すため、以前「ゆこな」で紹介したこちらのページも参照してみてください。

メーカー・工法によっても『安全の考え方』が違っています。

おのおののプランを入手して、①利便性や②価格の『適正な設定』を住宅メーカーではなく、自らが決めていくことが必要なのだと思います。

とはいっても、住宅の専門的なことをどのように決めてゆけばよいのか、と感じるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな時、わたくし”ゆこな”が、皆様によりそって、「住まいのセカンドオピニオン」として安全性の考え方についてのサポートし、皆様のよりよい住まいつくりのお手伝いができれば、と考えています。

「ゆこな」のセカンドオピニオンのご依頼・ご質問はご遠慮なく、メールお願いいたしますね。

ABOUT ME
管理人
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一級建築士「ゆこな」です。 子どもが3人と日々格闘中です。。。 「ゆこな」の名前は、は子どもの名前の1文字づつ をもらって付けました。 子どもが安全な住まいや暮らしについて皆さんと考えて いきたいと考えています。