『災害』から家族を守る

延焼のおそれのある部分(延焼ライン)外壁仕様・防火窓について

壁や窓、屋根には色々な性能が要求されます。

断熱性能は居住性に影響します。

色や形状によって、住宅の見栄えも大きく変化します。

断熱性やデザイン性のほか、火災が発生したときに隣の家に延焼して火災が拡大しないように、道路や隣家に部分では延焼しにくい仕様の壁や窓、屋根とする必要があります。

延焼防止仕様の壁や開口とした場合、気に入ったデザインの壁や窓を用いることができない可能性があります。

反対の表現をするならば、延焼ラインを外して外壁を設定すると、デザインの選択肢が増えるということになります。

今回は、延焼ラインと外壁仕様・防火窓について解説いたします。

延焼の恐れのある部分(延焼ライン)とは

隣地の家屋で火災が発生した場合に、火の粉などで延焼しないように、道路や隣地に近い部分では、より延焼しにくい仕様の壁や窓、屋根とする必要があります。

建築基準法第2条第六号に「延焼の恐れのある部分」が記載されています。

建築の設計現場などでは、延焼の恐れのある部分を延焼ラインといった俗称で呼ぶこともあります。

延焼の恐れのある部分は、1階では道路中心線および隣地境界線から3mの範囲を、2階以上では道路境界線および隣地境界線から5mの範囲が該当します。

延焼の恐れのある部分(延焼ライン)の壁や窓

延焼の恐れのある部分(延焼ライン)に壁や窓を設ける場合には、火の粉などに対してより強固な仕様とする必要があります。

延焼の恐れのある部分よりも敷地の内側に壁や窓を設ける場合には、火の粉などに対して強固な仕様とする必要がないので、より多くのデザインで、低コスト(耐火性を強固とするコストを除いたコストで)で選択することが可能になります。

延焼の恐れのある部分(延焼ライン)の壁や窓の仕様

  壁の仕様 窓の仕様
延焼の恐れのある部分 耐火性能1時間の壁 網入りガラス 耐火性能20分
延焼の恐れのある部分の範囲外 耐火性能30分の壁 フロートガラスでOK
網入りりガラス

耐火性能試験についてはこちらを参照してください

まとめ

道路中心線・隣地境界線から1階の部分は3m、2階以上の部分は5m以内の部分に壁・窓・屋根がある場合には、火の粉などの延焼防止を強化した仕様としなければならない。

上記の範囲(延焼ライン)よりも敷地の内側に壁・窓・屋根を設けると、要求される耐火性能が小さくなるので、デザイン性や価格の選択肢が増える可能性がある。

住まいのセカンドオピニオンのすすめ

いかかでしたか。

今回の報告も含めて、1面だけで判断せず、多面的に検討する必要があります。

住宅の建設の場合、①利便性や②価格、③安全性などを総合的に判断する必要があると思います。

①利便性や②価格を総合的に判断するには、いくつかの提案プランを比較することがおすすめです。

住まいは大変高価な買い物です。

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メーカー・工法によっても『安全の考え方』が違っています。

おのおののプランを入手して、①利便性や②価格の『適正な設定』を住宅メーカーではなく、自らが決めていくことが必要なのだと思います。

とはいっても、住宅の専門的なことをどのように決めてゆけばよいのか、と感じるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな時、わたくし”ゆこな”が、皆様によりそって、「住まいのセカンドオピニオン」として安全性の考え方についてのサポートし、皆様のよりよい住まいつくりのお手伝いができれば、と考えています。

「ゆこな」のセカンドオピニオンのご依頼・ご質問はご遠慮なく、メールお願いいたしますね。

ABOUT ME
管理人
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一級建築士「ゆこな」です。 子どもが3人と日々格闘中です。。。 「ゆこな」の名前は、は子どもの名前の1文字づつ をもらって付けました。 子どもが安全な住まいや暮らしについて皆さんと考えて いきたいと考えています。