『災害』から家族を守る

一級建築士が構造や火災に詳しいとは限らない

住宅を購入するとき、設計士と地震や火災や居住性などを話し合いながら、住宅プランを作り上げていると思います。

一級建築士試験は合格率も低く、建築分野外の方から見れば、一級建築士は住宅やビルに関するスペシャリストで、全てのことに精通している人と考えられるかもしれません。

一般のイメージと現実はちょっと違うのではないか、と思います。

『一級建築士は、専門分野の一級建築士の意見を理解できるということで、構造や設備などの専門分野に精通している訳ではない』というイメージが近いのではないかと思います。

私「ゆこな」も一級建築士を取得していますが、担当の建築構造・火災安全性の分野には精通しているものの、他の分野である意匠や設備に精通しているとはいえないように思います。

一級建築士が意匠・構造・設備に精通している訳ではないので、色々な建築士に相談しながら建築プランを進めていきましょう、というお話をしたいと思います。

一級建築士と二級建築士、木造建築士の違い

一級建築士と二級建築士、木造建築士の違いは何でしょうか?

建築士の違いは、扱える建物の用途と規模の違いです。

一級建築士は設計する建物に制限はありません。

二級建築士は、一級建築士よりも扱える建物の規模が小さくなります。

劇場や商業施設など、人が多く利用する建物(特殊建築物)は設計できません。

また、木造以外の建物では300㎡以下と規模が小さくなります。

二級建築士は「住宅」を想定した建築士資格といえます。

木造建築士は、木造住宅を想定した建築士資格です。

一級建築士試験について

建築系の大学を卒業した後、2年間の実務経験を得て、一級建築士の受験資格を得ます。

一級建築士試験は「学科」および「実務」試験があります。

「学科」試験では、建築計画(居住性など)、建築環境・設備、建築法規、建築構造、建築施工の試験を行います。

一級建築士試験は、全体の分野を広く、『基礎的な知識』を確かめる試験です。

実務では専門分野を特化して業務を行っており、試験内容よりも非常に高度な作業を行っているので、一級建築士試験に対応できたとしても、必ずしも実務の建物の構造や設備に精通しているとは言えません。

建築実務について

ビルなどの設計では、専門分野ごとの設計担当者でチームを作り設計を行います。

通常の建物では、意匠設計担当者、構造設計担当者、設備設計担当者でチームを作ります。

さらに大きな建物では、防災(火災)担当者や、法令担当者などを設定する場合もあります。

意匠設計担当者はデザインの設計のほか、法令チェックやお客様、行政との調整や、構造設計や設備設計と設計調整を行うなどを行います。

構造設計は、地震や台風などでも建物が安全であることを確認します。

設備設計は電気や給排水・空調などを担当します。

建築士の担当分布

建築設計は、建築図面等を作成する業務です。

設計管理とは、工事が設計図と合致していることを確認する業務です。

建築設計と設計管理は主に意匠設計が担当します。

工事監理も工事と設計図が合致していることを確認します。

設計管理は設計事務所サイドの確認作業で、工事監理は施工会社サイドの確認作業となります。

設備設計は割合が小さく、その他分野に含まれています。

一級建築士のうち、設計担当が71.6%(意匠設計+構造設計)で、そのうち構造設計が8.4%です。

設計者のうち、建物の安全性の専門家である構造設計担当者は10%程度しかいません。

建物の安全担当者(構造担当)は、お客様と直接対応しない

建物の安全を担当する構造設計者は、お客様と直接対応することは、まずありません。

意匠設計者がお客様(施主)の担当となります。

構造設計者の割合は設計者(意匠設計者)の1/10しか在籍しません。

個々のお客様と直接要望を聞いて対応した場合、業務に支障が発生するため、構造設計者は意匠設計者とのみ対応して業務を実施します。

住宅の設計の場合

住宅の設計の場合、意匠設計担当者が構造や設備を担当します。

住宅の場合、ほとんどの場合には構造設計を要求されていませんので、構造担当者はいません。

構造設計が必要となる場合には、外注で対応することが多いです。

「ゆこな」セカンドオピニオン提案

住宅設計の場合、担当する設計者が必ずしも住宅の構造に精通しているとは限りません。

「ゆこな」セカンドオピニオンでは、お施主様に設計担当者が苦手とする住宅構造のチェックを行い、お施主様の安全・安心できる住宅を実現に貢献したいと考えています。

まとめ

一級建築士には、意匠・構造・設備・管理(監理)など多くの担当があります。

お客様の担当設計者は意匠担当が行うことが多く、建築構造の詳細について精通していない可能性があります。

住宅の場合、意匠担当が、構造・設備も合わせて検討を行います。

「ゆこな」住まいのセカンドオピニオンとして、住宅構造のアドバイスを行うことで、お客様の家族の安全向上の貢献したいと考えています。

ABOUT ME
管理人
管理人
一級建築士「ゆこな」です。 子どもが3人と日々格闘中です。。。 「ゆこな」の名前は、は子どもの名前の1文字づつ をもらって付けました。 子どもが安全な住まいや暮らしについて皆さんと考えて いきたいと考えています。