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【耐火構造】省令準耐火構造、準耐火構造、耐火構造とは?

住宅を建てるとき、『準耐火構造』や『省令準耐火構造』といった言葉を聞くことがあります。

また、『耐火構造』といった建物もあります。

どのような違いがあるのでしょうか?

耐火構造、準耐火構造、省令準耐火構造とは、そのような建物をいうのか解説いたします。

こうちゃん
こうちゃん
「省令準耐火」?「耐火}? 言葉が難しくてわからない・・・
おねえさん
おねえさん
一気に分かろうとすると混乱するので、ひとつひとつ確認していきましょう。

『耐火構造・準耐火構造』と『省令準耐火構造』の違い~「建築基準法の対象」か「対象ではないか」の違い~

『耐火構造・準耐火構造』と『省令準耐火構造』の違いについて解説いたします。

『耐火構造・準耐火構造』は『建築基準法』で性能が規定された工法です。

『省令準耐火構造』は『建築基準法』で定められたものではなく、住宅金融支援機構の仕様を満足した工法です。

『省令準耐火構造』とするメリットは、『耐火構造』や『準耐火構造』ほど耐火性を向上させなくても火災保険を安くできるということがあります。

省令準耐火構造の建物は、省令準耐火未対応の建物に比べて50%以上火災保険を安くできると言われています。

耐火構造や準耐火構造も、保険料の割引を受けることができます。

しかし、省令準耐火構造よりも耐火性能を高くした仕様とする必要があり、省令準耐火構造の保険料よりも保険料割引は大きいのですが、施工費用に費用がかかるため、省令準耐火構造ほどの保険料割引のメリットを享受することができません。

木造住宅などで保険料の割引を目的とするのであれば、省令準耐火構造を選択するのがよいでしょう。

準耐火構造や耐火構造は「○×階の建物は耐火構造の建物にすること」とか、「商業地域で人が多く往来する場所に建物を建設する場合には耐火構造にすること」などと、建物の規模や用途、建設する場所によって法的に耐火構造の建物としなければならないと規定されているため、耐火構造、準耐火構造を選択しているといえます。

省令準耐火構造の具体的仕様については、住宅金融支援機構 のホームページ 「フラット35の項目」をご参照ください。

<住宅金融支援機構ホームページ 省令準耐火構造の住宅とは>

https://www.flat35.com/business/shinchiku/syourei.html

『省令準耐火構造』とは

・『省令準耐火構造』は建築基準法に規定された仕様ではない。

・『省令準耐火構造』は住宅金融支援機構「フラット35」の住宅仕様に適合したもの

・『省令準耐火構造』は火災保険が大幅に割引される。

・火災保険の割引料金の方が『省令準耐火仕様』に対応させる施工費用よりも上回ることが多いので、住宅建設で出費を抑えたい方におすすめ。

『耐火構造』と『準耐火構造』の違い ~火災が消火しても建物が建っている必要があるか、ないかの違い~

『耐火構造』は、不特定多数の人が使用する建物や、ビルなどの建物を想定しています。

『準耐火構造』は住宅などを想定しています。

『耐火構造』と『準耐火構造』の違いは、火災が終わったあと、「倒壊せず建物がそのまま残っている必要があるか、倒壊してもよいか」の違いです。

  1時間の耐火構造 1時間の準耐火構造
加熱曲線 ISO834
加熱時間 1時間
加熱時の状態 倒壊しない
加熱後の状態 倒壊しない (倒壊可)

表中の写真は、 国土交通省国土技術政策総合研究所 平成 28 年(2016 年)12 月 22 日に発生した 新潟県糸魚川市における大規模火災に係る現地調査報告(速報)

加熱曲線(ISO834)はこちらをご確認ください。

火災が発生したビルなどから避難するための時間や消防車が消火する時間を考慮して、建物に火災が発生してから○×時間火災に耐えなければならない、と規定されています。

『耐火構造1時間の建物』といった場合には、『火災が発生してから1時間建物が倒壊せず、また消火したあとも建物が崩れず残っている建物」という意味です。

『準耐火構造1時間の建物』といった場合には、『火災が発生してから1時間建物が倒壊してはいけないが、1時間経過後は倒壊してもよい』という建物になります。

高層のビルでは、耐火構造(耐火構造=消火後も倒壊してはいけない)とする必要があります。

ビルから屋外へ避難する時間がかかり、避難したあとも周囲の道路に避難者が存在したり、ビルが倒壊して隣のビルに当たると二次被害を生じます。

そのためビルなどの建物では、『耐火構造=消火後も建物を保持する必要がある』とされています。

住宅では、主として準耐火構造(準耐火構造=消火後は倒壊してもOK)が要求されます。

こればビルに比べて屋外への避難に時間がかからず、倒壊してもビルほどの二次被害が発生しないこと、また、住宅で耐火構造の性能を要求すると、性能過多で建設するのに費用がかかり過ぎると言った理由もあります。

ここでは、『省令準耐火構造』『準耐火構造』『耐火構造』という、わかりにくい言葉の理解を助けるために、前提となる考え方を報告しました。

『耐火構造』と『準耐火構造』の違い

『耐火構造』と『準耐火構造』の違いは、火災鎮火後に「壊れてはNGか OKかの違い」

『耐火構造』は、火災が消火しても、「壊れない」必要がある建物

『準耐火構造』は、火災が消火した後は、「壊れても問題ない」建物

耐火性能が高い順番は、耐火構造 >準耐火構造 >省令準耐火構造

耐火構造=鉄筋コンクリート造や鉄骨造など。

準耐火構造=鉄骨造や木造など。

省令準耐火構造=木造など。

 (2×4工法、軸組工法、一部ハウスメーカー鉄骨造など)

具体的な仕様については、別の報告で紹介いたします。

住まいのセカンドオピニオンのすすめ

いかかでしたか。

今回の報告も含めて、1面だけで判断せず、多面的に検討する必要があります。

住宅の建設の場合、①利便性や②価格、③安全性などを総合的に判断する必要があると思います。

①利便性や②価格を総合的に判断するには、いくつかの提案プランを比較することがおすすめです。

住まいは大変高価な買い物です。

1人の営業トークだけで決めてしまうのは、大変もったいないと思います。

タウンライフでは、大手ハウスメーカーのプラン『無料』『同時に請求』できるのでとても便利です。

『無料」で『同時に請求』したプランを見て、もう一度考え直す、 住宅を買うのを止めるということも視野に入れても問題ないと思います。


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エクステリアをハウスメーカーと分離することで、
安くすることが出来る可能性』があります。

『リフォーム前』に火災保険申請可能か確認しましょう

実際に請求しようと思ったときには、各メーカーから、「より良いプラン」を引き出すため、以前「ゆこな」で紹介したこちらのページも参照してみてください。

メーカー・工法によっても『安全の考え方』が違っています。

おのおののプランを入手して、①利便性や②価格の『適正な設定』を住宅メーカーではなく、自らが決めていくことが必要なのだと思います。

とはいっても、住宅の専門的なことをどのように決めてゆけばよいのか、と感じるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな時、わたくし”ゆこな”が、皆様によりそって、「住まいのセカンドオピニオン」として安全性の考え方についてのサポートし、皆様のよりよい住まいつくりのお手伝いができれば、と考えています。

「ゆこな」のセカンドオピニオンのご依頼・ご質問はご遠慮なく、メールお願いいたしますね。

ABOUT ME
管理人
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一級建築士「ゆこな」です。 子どもが3人と日々格闘中です。。。 「ゆこな」の名前は、は子どもの名前の1文字づつ をもらって付けました。 子どもが安全な住まいや暮らしについて皆さんと考えて いきたいと考えています。