『災害』から家族を守る

【地盤改良】地盤改良は必要か?~住宅重量と地盤耐力~

私こと「ゆこな」は木造2階建ての自宅建設で地盤改良を行いませんでした。

そのとき、建設会社から地盤改良を薦められましたが、地盤改良を採用しませんでした。

その理由は次の2点です。

「ゆこな」が地盤改良を採用しなかった理由

①木造や鉄骨造の住宅は非常に重量が小さく、『べた基礎』工法を採用した場合には、地盤にそれほど大きな荷重が作用しない。荷重が作用しなければ、変形も発生しない。『地盤改良』しなくとも通常の地盤だけで十分耐力を有していると判断した。(地盤調査結果から)

②地盤改良による『健康被害のおそれ』の報告があり、子どもや家族が庭遊びを行うなどしたときに、六角クロム等の化学物質による健康被害が発生することを恐れた。

②の『地盤改良による健康被害の恐れ』については、別の機会に報告させていただきますね。

http://kodomo-no-egao.com/health-rokkakuromu

地盤改良の目的と必要性?について

不同沈下という言葉を聞いたことがありますか?

不同沈下とは、建物の一部が大きく沈下することによって、建物が傾く現象です。

軟弱な地盤や、盛土地盤で発生することが多いと言われています。

盛土地盤とは、もともとあった土地の高さが低かったり、凹凸があるなどの理由で、別の場所から土を運んできて、土地の高さを高くしたり、平らにした地盤をいいます。

持ってきた土には空気が含んでいるので、建物のような大きな重量が作用すると、土がつぶれてしまいます。

つぶれ方が一定していないため、建物か傾いてしまいます。

盛土を行った場合には、土を締め固めて、それ以上つぶれないようにした状態で建物を建てるわけですが、土の締め固めが十分ではない場合に不具合が発生します。

このような不具合が発生しないようにするため、建設業者は地盤改良を薦めてきます。

しかし、何も考えずに工事実施を決めてもよいのでしょうか?

地盤改良には大きな費用が発生します。

また、別の機会に紹介いたしますが、六価クロム等の健康被害のリスクがあります。

地盤改良工事は費用が高額。地盤改良で住宅費用オーバーとなる可能性も

地盤改良工事は、不同沈下などの不具合が発生しないように、地盤の強度を上げるために行います。

建物の種類(建物が重いほうが、地盤に作用する重量が大きくなるので、より強固な地盤にする必要がありますね)や、その地盤の状況によって費用は変わりますが、30坪程度の住宅であれば、100万円~200万円程度の費用が発生します。

工法 費用の目安(30坪程度)
浅層(表層)改良工法 80~100万円
柱状改良工法 100~150万円
杭工法 150~200万円

※地盤の状態により費用は変わります。詳細費用は、お見積を取得してご確認ください。

住宅建設前までに、地盤改良を行うか、行わないかの方針を立てよう

地盤改良を行う場合、非常に大きな費用が発生します。

地盤改良を行わないか、行うのか、行うのであれば、どの工法を採用するべきなのかは、皆様ご自身で決断を下す必要があります。

100万円~200万円の費用は決して小さい額ではありません。

これから、皆さんと一緒に地盤改良が必要か、必要ではないか判断を一緒に考えていきましょう。

こうちゃん
こうちゃん
ぼく、「勉強するのがいや」だから、100万払って「地盤改良」しようかな。
ななちゃん
ななちゃん
わたしは必要か、必要ではないか、しっかり勉強して決めます。不必要な工事はやらないで、その費用で絵本を買います。
ゆうくん
ゆうくん
耐震上不要な地盤改良を行うことで、六角クロムなどの健康被害のリスクも負うことになるんだぜ。無駄な100万円払って、不健康になるなんて笑わせるぜ。 

①地盤調査を行って、何tonの荷重まで支えられるか確認しよう~地耐力が3~5ton/㎡あるか、確認する~

地盤調査、スウェーデン式サウンディング試験、ボーリング調査、表面波探索法、スクリュードライバーサウンディング試験などの言葉を聞いたことがありますか?

難しい言葉が並んで、わかりにくいですが、

「その地盤にどの程度の重量がかかっても大丈夫か」を確認するための試験です。

言い換えれば、その地盤が許容できる地耐力を求めるために行っています。

地耐力試験は5~10万円程度(*)です。

(*)参考目安として記載しています。詳細価格は調査会社にお見積お願いいたします。

地盤調査結果を受け取ったあと、住宅メーカーもしくは設計担当者に、『地盤調査結果から、許容地耐力は何ton/㎡ですか?』と質問してください。

許容地耐力が3ton/㎡であれば、建物をその土地に3ton/㎡までできるということです。

木造住宅や鉄骨造の住宅では、1階建てで、700kg/㎡、2階建てで1.4ton/㎡、3階建てで2.1ton/㎡程度ですので、2階建てや3階回建ての住宅であれば問題ないな、と判断することができます。

※鉄筋コンクリート造は重量が非常に大きいため、この条件は当てはまりませんので、ご注意ください。

②住宅の重量の概算を知ろう。~住宅と人間は同じ重量~

木造もしくは鉄骨造の構造設計(地震や暴風で問題ないことを確認するための計算や設計を行うことを構造設計といいます)の概算重量は、1フロア当たり700k/㎡程度(*1)(1階建700kg/㎡、2階建て1.4ton/㎡、3階建2.1ton/㎡)です。

(*1)積雪荷重を除く。

これは非常に小さい値です。

70kgの体重で、足の大きさ25cmの人が立っているときの重量(圧力)と同程度です。

おじさんの体重 70kg=0.07ton

おじさんの足の面積 25cm(長さ)×10cm(幅)×2本の足=500c㎡=0.05㎡

地盤に作用する圧力=おじさんの体重÷おじさんの足の面積=0.07/0.05=1.4ton/㎡

2階建て住宅とおじさんは、地盤に作用する圧力は1.4ton/㎡と同じです。

おじさんが歩いているとき、土の中に足がズブズブと入っていくことがありますか?

ありませんよね。

お相撲さん(おじさんの2倍以上の体重の人)が歩いていても、土の中に足がズブズブとはは入りません。

通常の状態であれば(液状化の可能性がないならば)、住宅程度の荷重では、地盤を補強する必要はないと思います。

※独立基礎・布基礎の場合、基礎の面積が小さくなります。そのため、地盤に作用する荷重(圧力)がべた基礎よりも大きくなるため、上の仮定は成立しません。『べた基礎』は、住宅の荷重を平均化して、かつ地盤に小さな圧力で作用させるため、局所的な沈みが発生しにくい基礎工法です。直接基礎工法(杭工法ではない工法)の場合、『べた基礎』がもっとも構造的に安定した工法です。

③注意すること

1)施工時の締め固めに注意する

 施工時に、砕石で地盤を固めます。

地盤の締め固めが不十分の場合、建物建設直後に地盤が建物重量によって閉め固められ、土が下に移動することで、不同沈下が発生します。

建設前に地盤を締め固めを十分に行うことが重要です。

2)液状化ハザードマップを確認する

地盤被害では、液状化については注意が必要です。

各行政庁のハザードマップで確認する必要があります。

近年の研究では、海岸近くの埋立地、河川を埋め立てた跡地、池や水田の埋立地で発生しやすいことがわかっています。

国交省や地方自治体で液状化対策を講じています。

液状化対策のためには、地盤改良も視野に入れる可能性があります。

国土交通省:市街地液状化対策推進ガイダンス

http://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_tobou_fr_000005.html

液状化は、水を含んだ粒形の同じ砂が、地震によって揺らされて発生します。

地盤改良のほか、砂利で地盤を締め固めるなどでも被害が低減されているようです。

地盤改良が必要か?

①住宅2階建て(木造・鉄骨造)のべた基礎の住宅で地盤に作用する重量(圧力)は1.4ton/㎡程度です。

②70kgの人が地盤に立っているとき、地盤に作用する重量(圧力)も1.4ton/㎡程度です。

③実際に建設する敷地に立って、自分の足で土を踏み込むことで、2階建て住宅で地盤がつぶれやすいか、つぶれにくいか予測ができます。

④基礎工法は『べた基礎』が最も平均化して地盤に重量が伝えられます。

⑤液状化の危険性については、各行政庁のハザードマップを見て、問題ないことを確認しましょう。

住まいのセカンドオピニオンのすすめ

いかかでしたか。

今回の報告も含めて、1面だけで判断せず、多面的に検討する必要があります。

住宅の建設の場合、①利便性や②価格、③安全性などを総合的に判断する必要があると思います。

①利便性や②価格を総合的に判断するには、いくつかの提案プランを比較することがおすすめです。

住まいは大変高価な買い物です。

1人の営業トークだけで決めてしまうのは、大変もったいないと思います。

タウンライフでは、大手ハウスメーカーのプラン『無料』『同時に請求』できるのでとても便利です。

『無料」で『同時に請求』したプランを見て、もう一度考え直す、 住宅を買うのを止めるということも視野に入れても問題ないと思います。


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『リフォーム前』に火災保険申請可能か確認しましょう

実際に請求しようと思ったときには、各メーカーから、「より良いプラン」を引き出すため、以前「ゆこな」で紹介したこちらのページも参照してみてください。

メーカー・工法によっても『安全の考え方』が違っています。

おのおののプランを入手して、①利便性や②価格の『適正な設定』を住宅メーカーではなく、自らが決めていくことが必要なのだと思います。

とはいっても、住宅の専門的なことをどのように決めてゆけばよいのか、と感じるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな時、わたくし”ゆこな”が、皆様によりそって、「住まいのセカンドオピニオン」として安全性の考え方についてのサポートし、皆様のよりよい住まいつくりのお手伝いができれば、と考えています。

「ゆこな」のセカンドオピニオンのご依頼・ご質問はご遠慮なく、メールお願いいたしますね。

ABOUT ME
管理人
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一級建築士「ゆこな」です。 子どもが3人と日々格闘中です。。。 「ゆこな」の名前は、は子どもの名前の1文字づつ をもらって付けました。 子どもが安全な住まいや暮らしについて皆さんと考えて いきたいと考えています。